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ニッポンの憂鬱

いやあ、びっくりしました。
24才の女の子が大家さんを殺しちゃったっていう練馬の事件。

間借りしていた家賃を6か月滞納していて、督促に来た大家さんを刺しちゃったそうです。

不幸な出来事だなと思いました。
「仕事もなく、生きていくのがもういやになった」って話ですけど、
家賃を半年も払わずに大家さんちの部屋で暮らしてるんですから、
精神的には相当追い詰められてましたよね。仕事もないわけですし。
そこへ顔を合わせての督促ですから。
家賃のやりとりに不動産屋さんの仲介でも入っていれば
少し違ったのかもしれませんけどね。


家賃滞納するのも刺しちゃうのも本人が悪いことには変わりませんが、
24才なんていう若い女性が希望をなくし、自暴自棄になって、
結果、人殺しをし起こしてしまう社会なんて…悲しくないですか?

甘えてるだとか意気地なしだとか、本人に努力が足りないとかあるかもしれませんが、
ちょっとそれだけでは済ませられないような気がしてなりません。


手立てはあったと思うんです。
役所に相談してみるとか、無料の弁護士相談なんかもあるじゃないですか。

自分では思いつかなくても
だれか相談できる家族や友人はいなかったんですかね。
だれか手助けしてあげられる人は近くにいなかったのでしょうか?

人が寄りつかないくらい性格が悪かったんでしょうか。
意地悪だったり意地汚かったり、いじけてたりしてたんでしょうか。

それとも人を頼れなかった?


24才なんて恋でも仕事でも、これから楽しいことがいっぱいできるのにって思いますけど、
事件後の「仕事もなく、生きていくのがもういやになった」という言葉には絶望と孤独しか感じません。

事情やいきさつはどうであれ、未来あるはずの若い人からこんな言葉を聞くのはつらいです。


人生ってうまくいくときもあれば、なにをやってもうまくいかない時期もあると思うんです。

だれかがそれを教えてあげていたらこんなことにならなかったのでは?
そう思うのはぼくだけでしょうか。胸が痛みます。

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by jingotokyonippon | 2016-10-11 00:21 | ニッポンの憂鬱
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